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ソーラーツインザラス実験方法の例−太陽光実験

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太陽光実験

 まず晴天の空のもとでソーラーツインザラスを置いて、右図のようにレンズを太陽の方向に向けます。レンズが太陽の方向へ向いていると、筐体底面に置いてある受光板に右の写真のような四角形の光の像ができます。この光の像が受光板と重なるように筐体の角度を調整して下さい。

筐体(の上のレンズ)の方向が太陽に向いていると、最初に太陽電池のモーターが動き始めます。太陽電池は光が当たると即座に発電するため、熱電素子のモーターが動く前に発電します。

 

光の像が受光板と重なった状態で数10秒間くらい待つと、熱電素子のモーターが動き始めます。熱電素子のモーターの起動に時間がかかるのは、受光板で受け たエネルギが熱電変換素子と放熱器に熱伝導で伝わり、熱電変換素子の上下面に温度差ができるまでに時間がかかるからです。

太陽光実験図1太陽光実験図1太陽光実験図2

※実験時の注意

※1 太陽光での発電実験を行う場合には、晴天の空のもとで行ってください。薄曇りの空や黄砂が舞っているような場合には、太陽光が妨げられてモーターが動作しない場合があります。

※2 実験の際、レンズを通して太陽が見えないように十分に注視して下さい。レンズを通して太陽を見ると、失明などのおそれがあります。

※3 実験前や実験後には必ずレンズをアルミホイルや白布などで覆ってください。覆いをした状態で筐体を安定した場所に置いて、ある程度太陽の方角に向け た上でレンズの覆いを外すようにして下さい。覆いをせずに持ち歩いた場合、太陽光が筐体外部で結像した際に非常に危険です。

※4 太陽光のもとでフィルタを外さないようにして下さい。フィルタを外すと、集光された太陽光で受光板が設計値以上に加熱され、火傷などの恐れや部品の故障につながります。

※5 また、ハロゲンランプなどの光源を用いた実験は絶対に行わないで下さい。筐体を始めとする部品の耐熱温度を超え、非常に危険です。

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